歯の定期健診について
前回書かせて頂いた「歯の価値」と関連して、歯の定期健診に関するデータが歯科医療情報誌「ザ・クインテッセンス」に記載されていましたので、是非皆様にも知って頂きたいと思います。
まず、日米の定期健診受診頻度(日米ビジネスマン比較)ですが、東京では「その習慣がない」が62%、「3か月に1回」・「半年に1回」・「1年に1回」の合計でも24%になっています。一方ニューヨークでは、「その習慣がない」が8%、「3か月に1回」・「半年に1回」・「1年に1回」の合計は79%になっています。
あと、シニア層の「健康」の後悔トップ20としてランキングが出ており、1位が「歯の定期健診を受ければよかった」 2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 3位が「日頃からよく歩けばよかった」 となっております。
つまり、日本人は歯や口腔の健康に対する価値観が低く、それにかける時間もお金も非常に少ない。歯を失ってから歯の大切さにやっと気付く状態といえるでしょう。
歯科医療従事者はそのことを意識して、予防の大切さを伝えるための取り組み(院長はそのためのシステム作り)、そして広報活動を行うべきだとさらに強く感じる記事でした。