インプラントにて3本植立後、5本のブリッジ
オールセラミッククラウン(ジルコニア)にて
左奥2本の銀歯をハイブリッドセラミックへ
スプリント・ナイトガード
顎関節症(スプリント治療)
顎関節症とは
あごの関節(顎関節)まわりの異常な状態で、「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患です。
口を開けるとき「ポキッ」と音が鳴ったりしませんか?
口を開けるとあごが痛かったり、「ポキッ」と音がなったりする場合には、顎関節症の可能性があります。
「違和感を感じたが、しばらく経ったら治っていた」という程度の軽い症状を含めると日本人の2人に1人は、あごの異常の経験があるのではないかとも言われます。
程度の重たい場合は、めまいや痛み、開口障害により食事の摂取が困難になったり、精神的にも影響を受けるなど、手術が必要な場合や日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ患者様もいらっしゃいます。
20~30代がピーク、女性に多い!?
顎関節症は、20~30代の女性に多いようです。
最近はストレス社会の影響からか、男性でも顎関節症を訴える人が増えてきています。
スプリントについて
スプリントとは、顎関節症治療用マウスピースのことです。
スプリントには様々な種類があり、取り外し型や装着型、金具を用いるタイプなどがあります。
また素材も様々で、樹脂製、金属製、ミニスプリント、 組み合わせ型などがあります。
歯ぎしり予防(ナイトガード)
実際には多くの人がしている「歯ぎしり」
「私はたぶん、歯ぎしりはしていないと思う。」
ほとんどの方は、このような意識でいらっしゃると思いますが、実はおそらく歯ぎしりされているでしょう。
一般的に普通の人でも、8時間睡眠中に約15分間歯ぎしりをしているそうです。また、歯ぎしりの癖がある人は、平均40分間行っており、中には1時間45分に及ぶ人もいるといわれています。
毎晩の歯ぎしりや強い食いしばりは単に眠りの妨げになるばかりでなく、確実に歯や顎の関節を破壊します。
磨耗して歯が割れる、折れる、知覚過敏、歯周病が悪化し歯が抜けるなどの原因となるため注意しましょう。
歯ぎしりの種類
グラインディング
いわゆる歯ぎしりです。
上下の歯を横にこすり合わせ、音が大きいのが特徴です。
タッピング
あごを上下に物を食べるようにカチカチさせるものです。
クレンチング
ほとんどの人がやっています。
噛みしめたり、くいしばるタイプです。音がなく、自覚症状もありません。
ナイトガードによる治療
ナイトガードとは、歯ぎしりの治療の際に使用されるマウスピースです。
マウスピースは、歯ぎしりの治療で最も一般的に行われる方法です。
就寝時に透明のプラスチック製のマウスピース(ナイトガード)を装着してもらうことによって、歯やあごにかかる負担を軽減し、歯ぎしりの症状を和らげます。
ナイトガードは消耗品です。使用していると穴があいたり、破れたりする可能性がありますが、現在保険のルール上、短期間(半年以内)での作りなおしは認められておりません。
半年以内の作りなおしは自費になりますのでご理解ください。
抜歯即時埋入
抜歯時に、同時にインプラント埋入を行う術式です。
従来のインプラント治療では、抜歯後3~6ヶ月の治癒期間が必要となり、その後インプラントを埋め込み、治療期間2〜6ヶ月を経て被せ物を作成していました。
抜歯即時埋入は、文字通り抜歯と同時にインプラントを埋め込みますので、期間を短縮できます。
また、切開をしないため歯肉のダメージが少なくなりますので、審美的にキレイな歯に仕上がります。
従来では、深い虫歯や歯周病などで問題があった歯を抜いた後、感染や炎症が消失し歯肉が治癒するのを待ってからインプラント手術を行う抜歯待時埋入という術式でした。
しかし、最近では手術侵襲と治療期間による患者様の負担を減らす目的で、抜歯即時埋入法が増えてきました。この技術の背景には、抜歯待時と抜歯即時の予後に大きな差異はないとする科学的な臨床研究の存在があります。
抜歯待時の場合、粘膜が治癒しているので、手術後にインプラント周囲を歯肉で縫合してシールすることが容易です。しかし抜歯即時だと抜歯によって形成された穴とインプラントの径が一致しないことの方が多い上、ほとんどの場合唇側(外側)の骨の厚みが不十分なため、口蓋側や舌側(内側)寄りに埋入することになり、軟組織で傷口を閉じることができなくなります。このことがインプラントを感染させるリスクを高めると考えられてきましたが、実際には問題にならないという研究が報告されました。
また、根尖性歯周炎(根っこの病気)や歯周病が原因の場合は、抜歯跡に感染が残る危険性があるので、感染が完全に治癒してからインプラントを埋入しなければ危険とされていましたが、抜歯時に丁寧に感染巣を取り除けば、問題ないと報告されています。
他には、従来では抜歯の跡が治癒する前にインプラントを埋入すると、治癒の過程でのインプラント周囲の骨吸収によりインプラントが露出してしまうリスクが指摘されていました。しかし抜歯即時埋入では、抜歯跡の骨の吸収度合いを見越して埋入することで、トラブルは回避できるとしています。また、抜歯即時埋入は基本的には歯肉を剥離しないフラップレス手術なので、骨面を露出することが骨吸収を促進するという側面からも、歯肉を剥離しないで骨吸収を最小限に抑えられるといわれています。
こうしたメリットづくめに思える抜歯即時埋入ですが、抜歯後の骨吸収を予測する能力、抜歯の穴に誘導されずに口蓋側寄りに埋入する技術、抜歯跡の感染巣を可及的に除去する技術、インプラントで埋まらなかった抜歯後のスペースに骨補てん材を入れるか否かを判断する能力など、従来法よりも進んだ技術が要求されます。
また、歯周病が原因の抜歯では、明らかに成功率が下がることから(抜歯待時でも歯周病り患患者は成功率は下がる)、歯周病が原因の抜歯では、抜歯待時の方が成功率が高いと考えられます。
抜歯即時埋入はまだ新しい技術なので、治療成績に関する検討がまだ完全とは言えない段階ですので、全てのケースに適応できるわけではなく、状況に合わせ慎重に術式を選択することが重要です。
■適応
- 抜歯窩底から根尖側3~5mmに初期固定を求める既存骨が存在する場合
- 歯槽骨が温存された外傷歯牙
- 理想的な位置にインプラントを埋入した際に頬舌的・垂直的に十分な既存骨が存在する場合
- 保存不可能な縁下カリエスや歯根破折、もしくはパーフォレーションにより要抜去となった歯牙
- 永久歯先天欠如に伴う根吸収、根の内部吸収を引き起こした乳歯
■禁忌症
- 抜歯窩の骨欠損が大きく、初期固定が得られない場合
- 急性炎症を呈した根尖病巣が存在する場合。
- 抜歯窩根尖付近に解剖学的に重要な器官(上顎洞、下顎管など)が存在する場合
ソケットリフト
ソケットリフトとは、上顎の奥歯の部位にインプラントを埋入する際、インプラントをより深く埋入するために上顎洞底粘膜(シュナイダー膜)を押し上げてからインプラントを埋入する手術です。
当院のAQBインプラントの場合は、ソケットリフトの手術の際にインプラントを埋入し、インプラントがインテグレーションを獲得したら(骨にしっかり付いたら)すぐに仮歯や被せ物を装着できますので、期間は約3~4カ月程度です。
また、従来のオステオトームを用いたソケットリフトでは、槌打操作による患者への大きな負担が欠点でしたが、フォレスト・ワン社が開発したドリルツールを採用した “SCA Kit” を使用することにより、シュナイダー膜に損傷を与えることなく、この方法を行うことができます。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックとは、セラミック(陶器)とレジン(プラスチック)を混ぜた素材で作られています。
自然な白さを再現でき、オールセラミックに比べ、安価に被せることができます。
また、自分の歯とほぼ同じ硬さであることが特徴で、周囲の歯を傷つける心配もありません。
一方、オールセラミックと比べると透明感がなく、時間の経過とともに変色しやすいというデメリットもあります。
メリット
- 色が自然歯に似ているので見た目が良い。
- 硬すぎず、粘り強さを併せ持ち、適度にすり減るので周囲の歯を傷めにくい。
- 金属を使用していないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がない。
- メンテナンスしやすい。
デメリット
- 色調は、オールセラミックに比べると劣る。
- オールセラミックよりも若干強度が劣る。
- セラミックより汚れが付着しやすく、時間が経つと変色する(唾液を吸収する)。
痛みに配慮した治療
痛みに配慮した治療について
子供の頃に、痛い治療、押さえつけられての治療を受け、「歯医者はすごく痛いもの」という先入観を持ち、歯医者嫌いのまま大人になられた方がいらっしゃると思います。麻酔は表面麻酔・細い注射針を用い、可能な限り痛みや不安の少ない治療に努めております。
(ただし炎症が急性症状の場合、お痛みを取りにくいときもあります。)
症例に応じて、麻酔なしでも痛みの少ない治療、なるべく神経を残す治療が可能です。
また、外科処置の際にレーザーを使うと、メスや電気メスに比べて痛みや出血が少なく、傷の治りも早くなります。顎関節症等の痛みの緩和や、口内炎の治療、歯周病の治療にも使うことができます。
なお、レーザー治療は、保険治療の一環として症例に応じて使用しますので、別途費用がかかることはありませんので、ご安心ください。
当院の治療が痛みが少ない理由
- 痛みを感じさせない麻酔液の温度管理
- 必ず表面麻酔を塗ってから
- 33ゲージという極細の注射針を使用
- 痛みが少ない部位から
- 痛みが少ない速度で薬を注入
エール式 ハイレベル審美治療
審美治療
- 患者さんの主訴
- 今からもと美しく楽しく人生を送りたい。
- 治療内容(上の前歯)
- ジルコニアオールセラミックとラミネートベニアの併用
今までは歯を気にして大きく口をあけて笑えなくて、いつも口を手で押さえて笑っていたのですが、今は大きな口をあけて、逆に周囲に見せれるぐらい笑えるので、毎日お友達と出かけて、楽しい日々を送れています。以前よりも前向きに人生というものを送れるようになり、口元の周りが引き締まってきて、家族には若返ったといわれています。本当にありがとうございました。
今までたくさんの女性を診てみて、わかったことがあります。それは「すごくキレイで魅力的なのに思いっきり笑えていない」ということです。どんな治療でもそうですが、特に患者様のご希望をなるべく反映させたいセラミック治療などの審美歯科は、患者様との「信頼関係」が大切です。そのため当院では、TC・担当のドクターと歯科衛生士に何でも聞いていただければと思います。
歯医者と若返りの関係と聞くと、ピンとこない方もいるかもしれませんが、実は近年「噛むこと」が脳に信号を送り、認知症やさまざまな生活習慣病を予防することがわかってきています。それほど噛むことでも脳への刺激は大切なのです。
お口元の筋肉にも影響し、お顔の見た目も、治療前と比べ、ずいぶんと若返る患者様が大変多くいらっしゃいます。口元を隠さずに歯を出して笑えること、食事や会話が楽しいことで、見た目を気にせず安心して旅行に出かけたり、レストランで食材を気にせずおいしいものを食べたりと、ライフタイルに変化が訪れるのだそうです。鏡でお顔を見るのも楽しくなるそうです。お化粧や洋服選びなども意識をし、結果、精神的にも若返るきっかけとなるのかもしれません。
目元、美肌、ヘアスタイル・・・でも歯に対する意識は? 早めの受信・定期健診で若さを維持しましょう!